イシハシ精工はタップの専門メーカーとして、タップの種類・サイズ・材質を豊富に品揃えしています。特に材質に関しては、高速度工具鋼(HSS)や高バナジウムハイス鋼(HSSE)、コバルトハイス鋼(HSCO)、合金工具鋼(SKS2)などが使用されており、硬度と耐摩耗性、耐熱性等に優れているのが特徴です。
そのため、対応できる被削材の種類が多く、高炭素鋼や合金鋼、ステンレス、チタン合金といった特殊鋼または難削材にまでタップ加工を行うことができます。
また、イシハシ精工では、2024年9月から通常の規格より大きめのタップオーバーサイズの取り扱いを開始し、さらに製品ラインナップを充実させています。
特に、ネジ穴へ溶融亜鉛メッキ処理する前に、こちらの製品でタップ加工することで、メッキの膜厚で雄ネジが入らないといったトラブルを回避することができるでしょう。こちらも高バナジウムハイス鋼を使用しているため耐摩耗性が高く、手回し加工と機械加工どちらにも対応することが可能です。
イシハシ精工は、1944年に大阪で創業した後、東京、愛知、福岡にそれぞれ営業所を開設するなど全国に事業を拡大しています。特許ジェットタップ※やスパイラルタップを軸に、80年以上にわたってタップの専門メーカーとして事業を展開。1958年にはJIS表示許可工場の認証も取得し、JIS基準に適合した品質管理体制の下でタップの製造・販売を行っています。
さらに、タップの製造・販売だけに留まらず、ドリルの分野でも事業の拡張を図るなど、今後のさらなる成長が期待される企業です。
※参照元:イシハシ精工公式サイト( https://ishihashi.co.jp/about)

| サイズ | M2×0.4~M24×1.5
※ウィットねじ、ユニファイねじ対応サイズもあり |
|---|---|
| 材質 | 高バナジウムハイス鋼 |
| 表面処理 | 酸化処理(ホモ処理) |
| 食付き部 | 5P |
※このほか、非鉄金属用、J形、オーバーサイズなど様々なタイプあり

| サイズ | M2×0.4~M24×1.5
※ウィットねじ、ユニファイねじ対応サイズもあり |
|---|---|
| 材質 | 高バナジウムハイス鋼 |
| 表面処理 | 酸化処理(ホモ処理) |
| 食付き部 | 2.5P |
※このほか、非鉄金属用、J形、オーバーサイズなど様々なタイプあり

| サイズ | M3×0.5~M12×1.25 |
|---|---|
| 材質 | 高速度工具鋼 |
| 表面処理 | 酸化処理(ホモ処理) |
| ドリルの先端角 | 118° |

| サイズ | M3×0.5P(B)5~M10×1.5P(B)11 |
|---|---|
| 材質 | 高バナジウムハイス鋼 |
| 表面処理 | 酸化処理(ホモ処理) |
| 食付き部 | 通り穴用:4P、止まり穴用:2P |
※このほか、非鉄金属用、TiNコーティングなど様々なタイプあり

| サイズ | M2×0.4~M30×1.5
※ウィットねじ、ユニファイねじ対応サイズもあり |
|---|---|
| 材質 | 合金工具鋼(SKS2) |
| 食付き部 | 先:9P、中:5P、上:1.5P |
※このほか、左ねじ、HSSなど様々なタイプあり

| サイズ | テーパーねじ:PT1/8-28~PT1-11、平行ねじ:PS(F)1/8-28~PS(F)1-11 |
|---|---|
| 材質 | 合金工具鋼(SKS2) |
| 食付き部 | テーパーねじ:2.5P、平行ねじ:3.5P |
※このほか、HSS管用、ロング管用など様々なタイプあり
イシハシ精工では、本社のある東大阪だけでなく、東京と名古屋、福岡にもそれぞれ営業所を構えて、タップの販売を行っています。自社の加工機に対応できるかどうか、または加工したい被削材に対応できるかどうかなど、製品に関する様々な問い合わせに応じてもらうことができるでしょう。
また、直接営業所や販売代理店に問い合わせる以外にも、自社ホームページ内にお問合せフォームを設置しており、そちらから気軽に問い合わせすることも可能です。
ステンコロリンをしっかり塗布しながらステンレスのホット材12ミリ厚にM10タップ作業しましたが、何の不安も無く100箇所タッパーでしました!まだまだいけそうです
引用元:モノタロウ公式サイト( https://www.monotaro.com/review/product/00310305/ )
購入後SUS303に5回使用したのみだが、予想以上に滑らかに、軽い力でねじ切りができて大満足。元来切削しやすい材料ではあるが、コバルト蒸着の効果も大きいと感じている。
引用元:モノタロウ公式サイト( https://www.monotaro.com/review/product/00929217/)
イシハシ精工は、充実した製品ラインナップが魅力のタップメーカーです。タップのサイズ、材質など豊富に取り揃えているため、希望するタップがなかなか見つからないという企業も、イシハシ精工であれば見つかる可能性が大いにあります。また、特殊鋼や難削材に対応したタップをお探しの企業にもおすすめのできるメーカーです。
当サイトでは「切削トラブル」「耐久性」「加工精度」など、現場で起きやすい悩みに合わせて、各メーカーの製品情報を整理しています。製品選びに迷った際は、ぜひ「タップメーカー3選」をご覧ください。
| 会社名 | 株式会社イシハシ精工 |
|---|---|
| 創業年 | 1944年 |
| 所在地 | (本社・工場)大阪府東大阪市下六万寺町2-2-41
(東部営業所)東京都港区新橋5-8-3 代市ビル7F (中部営業所)愛知県名古屋市昭和区鶴舞3-10-1 (西部営業所)大阪府東大阪市下六万寺町2-2-41 (九州営業所)福岡県福岡市南区高木1-4-22 |
| 公式URL | https://ishihashi.co.jp/ |
| 電話番号 | (本社・工場)072-982-0123
(東部営業所)03-5408-8061 (中部営業所)052-733-8486 (西部営業所)072-984-3661 (九州営業所)092-475-9331 |


