タップの価格(単価)はどれくらい?相場費用は?

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各タップの価格・相場

スパイラルタップ

スパイラルタップは1,500円~10,000円台が相場と言えます。1,500円以下で購入できる製品もあり、安いものは400円台から手に入ります。一方、高性能・特殊用途のタップは10万円超の製品も存在します。

【2025年3月30日調査】参照元:モノタロウ公式サイト( https://www.monotaro.com/s/c-121328/

ポイントタップ

ポイントタップもスパイラルタップ同様、1,500円~10,000円台が中心です。10,000円~50,000円台の製品も多く、高性能品は価格が高め。1,500円以下の製品も一部にあります。

【2025年3月30日調査】参照元:モノタロウ公式サイト( https://www.monotaro.com/s/c-121329/

ロールタップ

ロールタップは非切削タイプで、相場は2,000円~3,000円台と高めです。高性能・超硬・コーティング仕様は数万円台が中心。登録商品数はスパイラルタップやポイントタップより少なめです。

【2025年3月30日調査】参照元:モノタロウ公式サイト( https://www.monotaro.com/s/c-121330/

管用タップ

管用タップは小サイズで3,000円~10,000円台、大サイズで10,000円~50,000円台が相場です。テーパータップの方が平行タップより高価で、高性能製品には超硬材やコーティング採用品が多く見られます。

【2025年3月30日調査】参照元:モノタロウ公式サイト( https://www.monotaro.com/s/c-121331/page-3/

国内主要メーカーの値上げ

原油価格の高騰や円安による輸入コスト増で、国内主要メーカーも価格改定に踏み切っています。

不二越(NACHI)は2023年6月に標準品を10%値上げOSGは2022年6月と2024年9月にそれぞれ7〜10%の値上げを実施しました。今後は耐久性の高いタップの需要がさらに高まる見込みです。

参照元:不二越(NACHI)公式サイト( https://www.nachi-fujikoshi.co.jp/news/pre/230620.html

参照元:OSG公式サイト( https://www.osg.co.jp/news/2022/06/0628g-1.html

参照元:OSG公式サイト( https://www.osg.co.jp/news/2024/09/0912g-1.html

タップの価格(単価)はどれくらい?相場費用は?

タップの価格は種類や性能で大きく異なり、スパイラルやポイントタップは1,500〜10,000円台が主流。ロールタップや管用タップはやや高めで、数万円の製品も原材料高騰の影響で値上げが進んでおり、今後は耐久性の高い製品の選定が重要になります。

当サイトでは「切削トラブル」「耐久性」「加工精度」など、現場で起きやすい悩みに合わせて、各メーカーの製品情報を整理しています。製品選びに迷った際は、ぜひ「タップメーカー3選」をご覧ください。

よくある課題別に選ぶ
タップメーカー3選

タップの寿命を延ばして
生産性を上げましょう
切りくずの噛み込み
ホルダーへの巻きつきが課題なら
彌満和製作所
(YAMAWA)
Z-PRO
彌満和製作所
引用元HP:彌満和製作所公式HP
https://www.yamawa.com/jp/
タップの全長を伸ばし
切りくずの排出を向上
機械加工で起こりやすい切りくずの噛み込みやホルダーへの巻き付きを防ぐため、一般的なタップよりも全長が長い「セミロング形状」を採用。切削油剤の確実な外部給油が可能となり、切りくずの詰まりによる折損や精度不良の改善に導く。
高硬度材の加工
タップの折損が課題なら
田野井製作所
(TANOI)
Wタフレット
田野井製作所Wタフレット
引用元HP:田野井製作所公式HP
https://www.tanoi-mfg.co.jp/product/w_tf/
HRC45の高硬度材でも
高寿命・高速度加工を実現
コーティングの密着性向上とワークとの摩擦を抑えるねじ山形状によって、高速加工と高耐久性を実現しているWタフレット。高硬度材でも加工定数を2倍に延ばした実績があり、タップ折損防止が期待できる。
めねじ内径のバリによる
加工工数の圧迫が課題なら
不二越
(NACHI)
バリレスシリーズ
不二越(NACHI)バリレスシリーズ
引用元HP:不二越(NACHI)公式HP
https://www.nachi-technologypark.jp/tool/product11/
めねじ内径のバリをなくし
バリ取りの二次加工を省く
「加工後のバリ取りは当然」という常識を覆す、バリレスシリーズ。下穴とタップ谷底の隙間を無くすことでバリレスを実現している。バリレス性能により懸念される寿命も、汎用タップと同等以上を担保。

よくある課題別に選ぶ
タップメーカー3選